更新:2025年01月06日
「どこでもドアを!」 (Anywhere Door)
日向商工会議所 会頭 三輪 純司
2025年スローガン「どこでもドアを!」 (Anywhere Door)
皆様方におかれましては輝かしい新春をお迎えのこととお慶び申し上げます、昨年は1月1日の能登半島の地震、翌2日には羽田空港での航空機事故が発生するなど波乱の幕開けでした。
地元経済界におきましても人手不足が深刻化するなど厳しい状況が続いております。そんな中、明るいニュースとしては、財光寺~門川間の国道10号線4車線化がついに53年の時を得て、完成いたしました。
同じく、お倉ヶ浜球場の改修工事も完成し、この2月から供用開始になりました。我々が行動を起こし、メディキットの故中島会長のご寄付から動き出したプロジェクトなので、特に感慨深いものがあります。
改めて故中島会長の故郷を愛する心に感銘を新たに致しました。
また、視察をした、とある球団関係者から「素晴らしい完成度だ!」という嬉しい言葉の漏れ聞き及んでいます。
さて、この日向市は港湾工業都市です。今、改めて24年問題もあり、海路の重要性が見直されています。16号岸壁の完成、19号岸壁の着工もあり、後は悲願の18号岸壁に向けての市民の意識の喚起を図りたいと思います。人はホラ話と言いますが、これが私の日向圏域10万人構想の本丸になると信じています。南九州の物流の拠点です。
併せて入郷の方々との人流の拠点、子供たちの学習の場はもとよりのこと、子育てのお母さんたち、高齢者も立ち寄れる複合施設としての図書館の建設の機運も盛り上げていきたいと思います。
話は変わりますが、これからはAIの時代と言われています。人間にあって、AIにない能力が2つのFだそうです。1つは、fazzy(ファジー)=あいまいさ、もう一つがfantasy(ファンタジー)=夢のような空想、もう一つありました。3つのFですね。それが一番の違いかもしれません。Forget(フォーゲット)=忘れる、忘れ去ること、これがAIがマネる事の出来ない人間の最大の能力だそうです。
振り返らず、悔いず、やなことは恩讐の彼方へ!
さて、今年のスローガンは「どこでもドアを!」にしました。お気づきだと思いますが、マンガどらえもんから拝借しました。現在の場所や日常や状況から目指す目標に向かって、勇気や好奇心を持って、明日への扉を押し開く。そして自分の知らなかった自分に出会える、そんな年になることを願って決めました。本年が素晴らしくエキサイティング年になることを祈っています。