更新:2023年09月05日
経緯
・ 日向圏域の1市2町2村は、これまで耳川や国県道を基軸とした「運命共同体」として、経済・文化・産業など、それぞれが持つ地域資源を連携させながら、圏域の一体的な発展に向け事業を展開してきました。
・ 平成28年3月に東九州自動車道(北九州市~宮崎市間)が供用開始し、県外からの域内への観光入込客の増が認められるものの、域外収入の増や入郷地区への顕著な経済波及効果が見られないという指摘や、域内の師走祭り、御田祭、宇納間地蔵尊祭り、諸塚の森林モザイク、 椎葉平家落人伝説など、魅力的で個性的な観光素材が多くあるが、更なる情報発信が必要との指摘もあった。
・ このようななか、平成29年1月に、日向東臼杵広域観光推進会議(広域観光)、日向土木事務所(道路・河川管理者)、さらに九州電力(電力事業者:ダム管理者)の協力のもと、「日向・東臼杵地区の地域活性化に係る意見交換会」等を設置し、全国的にも珍しいダムをはじめとするインフラを観光資源とした議論や研究を進めてきました。
取り組み
耳川流域に立地するダムや圏域内の国道等における橋梁やトンネルを新たな魅力資源と捉え、既存の観光地や食などの観光資源と連携づけ、域内への観光誘客や観光消費額の増による地域振興を図るため、広域のインフラツーリズムに取組んでいます。
具体的な取組として、令和4年度から椎葉村、諸塚村、美郷町の1町2村のインフラを対象としたポスター、WEBページの作成を行っております。
椎葉村は椎葉ダムを諸塚村はモザイク林、美郷町は道路を対象としています。
皆で創るという言葉をスローガンに、それぞれのインフラにまつわるモデル探しや撮影場所の選定など商工会議所だけでなく行政、撮影者、デザイナー皆で意見を出し合い作成に携わっております。
こういった取組や成果物を圏域内だけでなく、いかに広域に周知していくこともこれからの重要な課題であります。